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市民セミナー報告書より

久しぶりの六甲山YMCA

今月より来年3月まで六甲山自然保護センターが冬季休館のため、会場を六甲山YMCAの里見ホールに移しました。当日は快晴ながらも朝の気温は2度と低く、散策道は雪が残っていました。

講演の前に講師の坂田宏志さんとご一緒に昼食懇親をしました。里見ホールの暖炉に火を入れると同時にサツマイモを火の中へ。焼き芋の出来上がりを楽しみにしつつ、講演を始めました。

兵庫県の野生動物対策について理解できた

坂田宏志さんは、県立人と自然の博物館の主任研究員で、兵庫県の野生動物対策にも取り組まれています。講演では2000年に六甲山の周辺をツキノワグマが徘徊した事例や、現在兵庫県が実施しているツキノワグマの学習放獣についてご紹介いただきました。自然のバランスが崩れている実態や生態系の仕組みを、図解を用いて分かりやすく解説していただきました。

六甲山にいる野生動物の実態を知った

六甲山にいる主な動物を紹介いただきました。タヌキの特徴をはじめ、話題となっている「イノシシ条例」やペットで飼われていたアライグマなどの外来生物の存在を確かめました。質疑応答では様々な意見が飛び交い、適切な関係で共生していくにはどうすべきかを考えました。

野生動物への愛情と責任を正面から考えたい

今回のお話で、野生動物の本来のあり方と我々の関わり方について考えさせられました。そして野生動物対策をしてくれる人がいるおかげで私たちは生活できているという事実を見直しました。動物への愛情と責任について私たちはどう関わるべきかを正面から考えたいと思います。