第53回 スミスネズミ捕獲作戦
「六甲山の小哺乳類を救え」を副題にしたい。スミスネズミと六甲山とのかかわりについて述べ、ついでに生物群集における小哺乳類の重要性について論じ、その保護の方策を述べる、とのことです。恩地さんを始めとする「スミスネズミ捕獲チーム」が六甲山上で活躍されています。市民セミナーの前夜からの捕獲活動を計画されており、順調に生きたスミスネズミをご紹介いただけるのを期待しましょう。
| 開催日時 | 2007年8月18日(土) 15:00 |
|---|---|
| 会場 | 六甲山自然保護センター |
| 講師 | 恩地 実(甲南中高等学校 教諭) |
| 詳細 | 報告書抜粋PDF |
猛暑の中で整備活動
午前中の景観整備活動には13名が参加しました。猛暑で六甲山でも30度近く、みんなで汗をかきながら散策路入り口付近の整備をしました。去年刈ったササがまた繁茂しているので、もう一度ササを刈りました。去年ササを刈ったところからは、今までにはなかった植物も生えています。
散策路に覆いかぶさって景観を暗くしていたツル植物も伐採しましたので、明るくて歩きやすい道になりました。
生きたスミスネズミと対面
午後からの市民セミナーは、甲南高校の恩地さんにお話いただきました。恩地さんはセミナーの前日に、人と自然の博物館の鈴木さんと共に、夜通しでスミスネズミを捕獲する作戦をされました。ところが、数十箇所に仕掛けた捕獲箱の大半をイノシシに壊されてしまったそうで、残念ながらネズミは一匹も捕まえられませんでした。
別途に捕獲して用意されスミスネズミとアカネズミを展示していただき、無事対面できました。
スミスネズミは六甲山の珍種
スミスネズミは六甲山で新種登録されたネズミで、100年間存在が見つかっていなかったネズミですが去年発見されました。ネズミにはネズミ型とモグラ型の2種類があり、スミスネズミは運動能力の低いモグラ型だそうです。スミスネズミの生態はほとんど分かっておらず、六甲山のどこに住んでいるのかも分からないそうです。
小哺乳類の実態調査に参加しませんか
恩地さんは「スミスネズミ捕獲隊」への参加を呼びかけておられます。六甲山小学校の生徒の大石昂生君も有力メンバーで、自然保護センターの展示ルームに見事な昆虫標本や、スミスネズミの骨格標本を展示されています。生態の不明な小哺乳類を実態調査し、保護を進めるという試みを支援したいです。
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