2023年4月16日(日)に今期最初の「石仏見守り活動①」を実施しました。天候は晴れで18℃と陽春の快適さで、山上はハイカーで賑わっていました。参加者は5名と少人数でしたが、アセビ、ヤマザクラ、コバノミツバツツジなどが満開で、地面にはスミレの種類などをたくさん見ることができました。「石仏めぐりあい散歩」は、「まちっ子の森」を経由してシュラインロードを北上して第28番石仏に到達し、南下しながら、第29番~第33番石仏を点検して参拝しました。今回のトピックスは、前が辻でハイカー向けの施設の開設を準備している川崎さんにめぐりあって、整備中のお宅を訪問したことです。いずれは、シュラインロードを歩く人が立ち寄れる施設が出来上がるのを楽しみにしています。当日の写真と参加者のメッセージを紹介します。

メッセージ① JKさん

数日来の黄砂が昨日の雨で洗われ、早朝から澄み切った青空が広がった。本日は主に、「記念碑台下」から「シュラインロード分岐」までのノースロードを経て、第28番石仏までの状況を観察しながら巡回。タンポポ、スミレ、タムシバ、コバノミツバツツジ、ヤブツバキ、そして山桜など、無数の花々が生き生きと咲き誇る。ウグイスのさえずりとも相まって春の情趣に心を委ねる。生い茂って地面を覆う笹を刈る作業は、石仏を埋もれさせないだけでなく、地面に陽光を届けることになり、山野草を生育させることにもつながることを学ぶ。同時にこの時期、風格ある古寺山の山容を望めるこの径は、自ずと、花々と石仏と歴史に思いを寄せることのできる印象深く清々しい散策コースだ。

このように学び感じたことは、代表幹事さんとスタッフの皆さまが、現地現物で詳しく丁寧に説明してくださったおかげなのです。

メッセージ② MOさん

石仏見守り活動も回数を重ねてきて、最初の頃はミヤコザサに埋もれて見えにくかった石仏もすっきり見透しの効く状況になりました。人々が通るだけなら道幅が広すぎると思えるなと以前は感じましたが、牛の背に酒米を乗せて運んだことを知り納得するに至りました。更にそれにも増して道幅よりももっと奥まった場所にわざわざ石仏を設置したのは、荷を運ぶ牛も人もひと休みできる場所を確保するためだったのか?時期によっては牛と人が渋滞することを前提にしていたのか?様々な空想が頭の中に浮んで来ます。昔の人々に生活の知恵の結晶なのかな?と感じ入っております。魅力的な味わい深いシュラインロードだと思います。

以上

申請中の神戸市の「地域貢献活動団体」の補助金が確定すれば、参加者募集広報に力を入れます。ご期待ください。